竹内 啓 展 (2004.11-12)

第8回形象展展

第8回「形象展」 は、長年温めてきた企画として「掛け軸」に仕立てる作品を集めました。 私共は長い間、「掛け軸」という型に、美しい日本文化の一端を担う意義を深く感じていました。 現代の若い作家たちが、この伝統的な装飾美術をいかに継承していくことが出来るのか、というテーマにどうしても取り組んでみたいと願っておりました。 それぞれの作家が大きさの決められた絵絹に、「掛け軸」の構図という課題と、 巻物という素材の物理的問題の研究を経て、新しい表現様式の制作になりました。  今後は、この形を通じて過去の著名な作家たちの作品と同列に鑑賞していただくことが大きな目標です。